メーホンソン

       
               朝靄にけぶるメーホンソンの寺院    
       
            Wat Chong Kham   Wat Chong Klang                Wat の池の木陰で読書をする外国人
       
                 宿泊したマウンテン・イン ホテル                     マウンテン・イン ホテルの中庭
       
       
              トレッキングの登山口 カレン族部落の山岳ガイドの家                        朝の寒さに火の傍を離れない犬
       
                 カレン族農作業用の小屋                   トレッキングガイド ポーディーさん
       
               ポーディーさん所有の小屋に民宿しているオランダ人

 Feb.06  Chiang Mai - Pai - Mae Hong Son   255 Km

 チェンマイからメーホンソンへは山岳地帯になり、セカンドギアで登る急坂が何度もあった。
 道はしっかり舗装されているが、トラックやバスがアクセルいっぱいにふかすので、不完全燃焼のガスで窓や車体がべとべとになってしまう。

 1000m超の山々が連なり、西側40kmほどにミャンマーの山並みが見えている。
 深い密林が道の両側に茂り、乾季の全く雨が降らないこの時期でも太い木々が聳え立つ。

 木の伐採が禁じられて以来、タイの風景が一変し、山や森はいたるところ緑に覆われている。 ティークは多くの箇所で植林されているという。

 メーホンソンは山に囲まれた、静かで落ち着いた町だ。 車も人の動きもゆったりとしている。 人々の表情も穏やかで、物言いも柔らかく聞こえる。
 朝、薄明るくなってから市場まで歩いてみる。 モンキーバナナ、みかんを買う。 朝の清々しい空気がなんとも爽やかだ。
 ホテルに帰り、早速果物を食べる。 こんなにうまいバナナは今まで食べたことがない、みかんもタイでこんなに甘いみかんが食べられるとは驚きだ。

 朝食の後、オランダ人グループがツアーに出掛けてレストランが静かになったところで、パソコンで新聞をダウンロードしたり、ブログを開く。
 新鮮な空気の中、そよ風がレストランを通り抜け、ひと時の時間を楽しむ。

 ちなみに、タイはどの地方へ行ってもネットの環境がしっかりしており、一日150バーツとか一時間60バーツとか有料ではあるものの
 ホテル施設内で利用できる。


 2月7日 クンユアムに出掛ける。 ビルマからの敗走で多くの死者をだした白骨街道と呼ばれた道を車で走る。
 周りのジャングルを時折見ながら冥福を祈る。 急な登り下りの続く道だ。

 クンユアムは思っていた村のイメージより大きく、役場もコンクリ―ト造りの建物で、隣に広い敷地の学校があり、
 市場も多くの人が地方から集積したものの売買にかかわっていた。

 博物館はすぐわかった。 中は整然と整理だれており、守衛が一人いる。
 10分ほどのDVDでタイと日本の戦争当時の関わりも含め博物館にまつわる説明が英語とタイ語の字幕でなされていた。

 兜や武器、兵士が持参していた様々な品物が陳列されていた。
 ひとつの兜にそっと手を触れてこの兜をかぶって苦難を通り抜けてきた人たちのご苦労に心からの哀悼の念を捧げる。

 これだけの多数の兵士に死の彷徨をさせて、自らはラングーンから飛行機で逃げ出した将官たちは今どこで何をしているのかと考えてしまう。  
   (参照: 忘れ得ぬ言葉 > アーロン収容所 会田雄次著)

 残留した日本人の家族の家をきいて行ってみた。 前を通っただけでそのまま引き返した。
 家は高床でしっかりしたつくりの様子だったことで気持ちが安らいだ。

 トレッキングはカレン族の山岳ガイドポーディーさんに案内してもらう。 
 他に客がいないので、一人の案内料金は1500バーツとのこと。

 朝8時、彼のバイクで15分ほどのところの彼の家
(奥さんの実家、彼の実家は山中とのこと)からの登山開始。 標高320m。
 2時間半程経って標高920mのあたりで、吐き気が我慢できず吐いてしまう。 どうやら今朝食べたものがよくなかったようだ。

 それに、ここ数日食事がおいしいのでかなり食べ過ぎの状態が続いており、胃腸が弱っていたことも影響があると思われる。
 残念だが引き返すことにした。


 ホテルでたまたまお会いした宿泊ホテル マウンテン・インのオーナー夫人(チェンマイ在住)の知遇を得て、帰りはチェンマイまで車を連ねる。
 途中、Pai 近くで中華料理のご馳走になる。

 翌日、夫人のご厚意で高名な僧侶のところに案内をいただく。
 ちなみに、夫人はチェンマイ王朝時代の貴族の出だとのことで、落ち着いた気品のある方であった。


  Pai

 小さい町ながら外国人に占拠された感がある。
 瀟洒なブティック、レストランが多く、狭い道は全て外国人
(白人)。 ガイドブック Lonly Planet に詳しい案内が出ている。
 おしゃれなゲストハウス風なホテルがあちこちで建築中だった。

 
Feb.07  Mae Hong Son - Khun Yuam v.v.,   148 Km

 
Feb.09  Mae Hong Son - Pai - Chiang Mai  270 Km


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                                           To : クン ユアム