| 安倍元首相国葬 菅義偉 前首相 友人代表の追悼の辞 産経 2022/9/28 7月の 8日でした。 信じられない一報を耳にし、とにかく一命をとりとめてほしい。 あなたにお目にかかりたい。 同じ空間で同じ空気を共にしたい。 その一心で現地に向かい、そしてあなたならではの温かなほほ笑みに、最後の一瞬、接することができました。 あの運命の日から、80日がたってしまいました。 あれからも朝は来て、日は暮れていきます。 やかましかったセミはいつのまにか鳴りをひそめ、高い空には秋の雲がたなびくようになりました。 季節は歩みを進めます。あなたという人がいないのに、時は過ぎる。無情でも過ぎていくことに、私はいまだに許せないものを覚えます。 天はなぜ、よりにもよってこのような悲劇を現実にし、生命（いのち）を失ってはならない人から 生命を召し上げてしまったのか。 口惜しくてなりません。 悲しみと怒りを交互に感じながら、今日のこの日を迎えました。 しかし、安倍総理とお呼びしますが、ご覧になれますか。 ここ武道館の周りには花をささげよう、国葬儀に立ちあおうと、たくさんの人が集まってくれています。 20代、30代の人たち が少なくないようです。 明日を担う若者たちが大勢、あなたを慕い、あなたを見送りに来ています。 総理、あなたは今日よりも明日の方がよくなる日本を創りたい。 若い人たちに希望を持たせたいという強い信念を持ち、毎日、毎日、国民に語りかけておられた。 そして、日本よ、日本人よ、世界の真ん中で咲き誇れ。 これがあなたの口癖でした。 次の時代を担う人々が未来を明るく思い描いて初めて経済も成長するのだと。 いま、あなたを惜しむ 若い人たちが、こんなにもたくさんいるということは、歩みをともにした者として、これ以上にうれしいことはありません。 報われた思いであります。 平成12年、日本政府は 北朝鮮にコメ を送ろうとしておりました。 私は当選まだ 2回の議員でしたが、「草の根の国民に届くのならよいが、その保証がない限り、軍部を肥やすようなことはすべきでない」と言って、 自民党総務会で大反対の意見をぶちましたところ、これが新聞に載りました。 すると、記事を見たあなたは 「会いたい」と電話をかけてくれました。 「菅さんの言っていることは正しい。 北朝鮮が拉致した日本人を取り戻すため、一緒に行動してくれればうれしい」と、そういうお話でした。 信念と 迫力に満ちたあの時のあなたの言葉は、その後の私自身の政治活動の糧となりました。 そのまっすぐな目、信念を貫こうとする姿勢に打たれ、私は直感いたしました。 この人こそはいつか総理になる人、ならねばならない人なのだと、確信をしたのであります。 私が生涯誇りとするのは、この確信において、一度として揺らがなかったことであります。 総理、あなたは一度、持病が悪くなって、総理の座をしりぞきました。 そのことを負い目に思って、二度目の自民党総裁選出馬をずいぶんと迷っておられました。 最後には 2人で銀座の焼鳥屋に行き、私は一生懸命、あなたを口説きました。 それが使命だと思ったからです。 3時間後 にはようやく、首をタテに振ってくれた。 私はこのことを 「菅義偉、生涯最大の達成」 として、いつまでも誇らしく思うであろうと思います。 総理が官邸にいるときは欠かさず、一日に一度、気兼ねのない話をしました。 今でも、ふと一人になると、そうした日々の様子がまざまざとと蘇ってまいります。 TPP （環太平洋戦略的経済連携協定）交渉に入るのを、私はできれば時間をかけたほうがいいという立場でした。 総理は 「タイミングを失してはならない。 やるなら早いほうがいい」 という意見で、どちらが正しかったかは、もはや歴史が証明済みです。 一歩後退すると勢いを失う。 前進してこそ活路が開けると思っていたのでしょう。 総理、あなたの判断はいつも正しかった。 安倍総理。 日本国はあなたという歴史上かけがえのないリーダーをいただいたからこそ、特定秘密保護法、一連の 平和安全法制、改正組織犯罪処罰法など 難しかった法案を、すべて成立をさせることができました。 どの一つを欠いても、わが国の安全は確固たるものにはならない。 あなたの信念、そして決意に、私たちはとこしえの感謝をささげるものであります。 国難を突破し、強い日本を創る。 そして真の平和国家日本を希求し、日本をあらゆる分野で世界に貢献できる国にする。 そんな覚悟と決断の毎日が続く中にあっても、総理、あなたは常に笑顔を絶やさなかった。 いつもまわりの人たちに心を配り、優しさを降り注いだ。 総理大臣官邸で共に過ごし、あらゆる苦楽を共にした 7年8カ月。 私は本当に幸せでした。 私だけではなく、すべてのスタッフたちがあの厳しい日々の中で、明るく生き生きと働いていたことを思い起こします。 何度でも申し上げます。 安倍総理、あなたはわが国、日本にとっての真のリーダーでした。 衆議院第一議員会館、千二百十二号室の、あなたの机には、読みかけの本が一冊、ありました。 岡義武著 『山県有朋』 です。 ここまで読んだ、という、最後のページは、端を折ってありました。 そしてそのページには、マーカーペンで、線を引いたところがありました。 しるしをつけた箇所にあったのは、いみじくも、山県有朋が、長年の盟友、伊藤博文に先立たれ、故人を偲んで詠んだ歌でありました。 総理、いま、この歌くらい、私自身の思いをよく詠んだ一首はありません。 「 かたりあひて 尽しゝ人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ 」 「 かたりあひて 尽しゝ人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ 」 深い哀しみと、寂しさを覚えます。 総理、本当に、ありがとうございました。 どうか安らかに、お休みください。 令和4年9月27日 前内閣総理大臣 友人代表 菅義偉 追悼の辞 https://www.youtube.com/watch?v=waLIg9WnwpA ーーーーーーーーーーーーーー ネット民のコメント 「ブログ バンコクジジイのたわ言」から抜粋 ややたどたどしい話ぶりや、背景が黒なので時々飛ぶ唾とか写っていても、全く気にならない位 気持ちのこもった、まさに友人代表の弔辞でした。 なんなら、長年連れ添った伴侶を亡くした方の弔辞かと思うくらいに。 岸田さんの時は表情を崩さなかった夫人が、ガースーの弔辞が始まってすぐに涙腺崩壊されたのを見て私ももう無理でした。 ガースー、改めて今日が悲しい日であることを思い起こさせてくれてありがとう。 国葬については、賛否両論あるだろう。 だけどこの弔事には、涙がでた。 色々な事をおもいだしたからかな。 北朝鮮に拉致された方が飛行機からおりてこられた時。 いいともが終わると決まってから、安倍さんがゲストにでられたこと。 菅さんの弔事の中で一日に一回、気がねのない話しをしたと言われたこと。 菅さんは、官房長官がながくて総理の時は、ぱっとしなかった。 だけど、こんな細やかな配慮ができる方だったんだなと改めて思った。 記事で弔辞を読みましたが、それだけでも涙が止まりませんでした。 2人の関係がいかに深く、濃密であるか。 日本の為に全力を尽くしてきたという事が伝わってきました。 色々な声はありますが、安倍さんが決意と覚悟をもって首相の責務を遂行されてきたと感じ、今は感謝の気持ちで溢れています。 菅さんの弔辞に胸が熱くなりもらい泣きしました。 安倍さんは日本国民を守り続けアベノマスクも作って下さいました。 そのマスクは肩身のように持っています。 偉大な方があのような形で亡くなったなんて信じたくないです。 まだまだ頑張ってもらいたかったです。 あれだけ口下手だの演説下手だの言われてきましたが、この弔辞はとても心に響く物だったと思います。 事件の後の「同じ空気を吸いたい」と当日に現地へ向かったことといい、お人柄とお二人の関係性が垣間見れる弔辞でした。 さすが、最も間近に総理のお仕事を支えてきた方のお言葉。 いかに安倍さんが日本のためを思ってくださっていたか、いかに実際に成果を上げてくださったか、具体的なお話と心のこもった話しぶりに涙を誘われました。 いずれ回顧録など執筆していただけると良いなぁと思います。 平易な文章で、格調高くもあり、その心情の波が、しずかなら一点の曇りもなく鮮やかに心染み入り、 不届き者がもたらした不快感は音もなく霧散霧消させられたような気分になった。 録画でもウルっときたから、ライブで見てたら多分泣いたね。 弔辞としてはちょっと聞いたことないような名文。 菅さんの愛に溢れた弔辞が胸に響き、涙が止まらなかった。 仕事を越えて親友だったのだろう。 拍手が起こったので、外国からの参列者にも響いたに違いない。 菅さんは本当に安倍さんのことを慕っていたんだろうし、尊敬していたんだろうな。 それがすごくよく伝わる弔辞で、聞き入ってしまったし泣いてしまった。 やっぱり、安倍さんのやろうとしていた政治信念を引き継げるのは菅さんしかいない。 もう一度、総理やってくれないかな。 菅さんが弔辞を読むのが、安倍さんにとってもいちばんだった … そう思う。 内閣官房長官として総理大臣に最も近しい存在だったのだから。 菅さんは口下手かもしれないが、安倍さんは誰よりも信頼していたと思う。 個人的には安倍さんシンパではないですが、この弔辞は心がこもっていてジーンと来る内容でした。 岸田の弔辞に比べて、遥かに中身あるものでした。 改めて、安倍さんに合掌。 謹んで御冥福をお祈りしたいと思います。 政策評価云々ではなくて葬式に友人代表として声を震わせながら弔辞を送ってくれるような存在が居る事が素晴らしい そして権力争いという人間の汚い部分が出やすい政界では尚更ですね 感動しました >> 生命を、召し上げてしまったのか。 この言い回し、なんだかすごくグッと来てしまった。 こんな言い回し生きてきて聞いたことなかったが、悔しさとどうにもならない思いが慎ましやかに、だがグツグツ煮え返るような怒りと共に伝わる。 2人のエピソードにホント泣けました。 かけがえのない相棒だったのだと強く伝わりました。 安倍さんあっての菅さん 菅さんあっての安倍さん 2人で並ぶ姿が見られないのはとても残念です。 菅さんの弔辞だけは、ああ、菅さんは本当に安倍さんのことが好きだったんだなあ、と感じて、少しうるっときてしまった。 心のこもったいい弔辞だったと思います。 友人代表というので、少し驚きましたが、みな、もらい泣きしてましたね。 まるで恋文、、、其の通りだとおもいます。 わるいけど、岸さんの定型文？は退屈でしたが、この追悼文は心に来ました。 安部さん、安らかに。 かたりあひて 尽くしし人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ」 安倍さんは誰の事を思い、この歌に惹かれたのだろう？ 菅さんの弔辞終了後会場から湧きあがった拍手が感動的だった。 これだけの想いがあるのだからほんとに辛かったと思う。 ガースーちゃんこう言うとこは好きだよ。あとをついで日本立て直してほしいよ 菅前総理の朴訥とした弔辞良かったです。 「一歩後退すると、勢いを失う。」という話は、岸田総理への忠告の様でした。 国葬の賛否はともかく、一生懸命後ろをついていき信念を貫く菅前総理の弔辞素晴らしかったです。 思わず涙がこぼれてしまいました。棒読みで有名だった方ですが、心のこもったものだとこんなに響くのですね…。 本当に仲が良かったんだろうな〜と、失った哀しみが伝わってきました。 ずっとモヤモヤした気持ちで国葬を見ていたが、菅さんの弔辞を聞いて、涙があふれてきて、その後スッと心が落ち着いた。 真っ直ぐなきもちで、心を込めて送りたかっただけなんだと、あらためて気付かせてくれた。 菅さんの言葉って何故か心に響くんだよなあ。 素晴らしい弔辞です。 感動しました。 生涯に一人、このような真の友人に巡り会いたいものだと思った。菅さんの心からの追悼に心が染み入った。 菅さんの、追悼の辞大変心に染み入りました。お二人の絆に感動しました。 この方の言葉が心に響いて、涙が出てきた。 安倍さんのこと、本当に慕っていたんですね 今日は静かに魂をおくるだけ 日本人の敵は誰なのか今回ハッキリしたので安倍首相の仇は皆んなでとらなくちゃならない 亡くなった時に、これだけの言葉を語ってくれる親友がいるって、堪らん幸せだと思う。 これは本当に名弔辞だと思う 深い愛情を感じる 飾り気のない言葉一つ一つがとても胸に響きます 同じ空気を吸いたかった これだけお年を召して自分も総理大臣を経験した方にこれだけの事を言わせる安倍さんの人柄がよく現れてると思います あなたはこれからの混迷極める世界に日本のトップとして必要な方でした 道半ばで無念かと思いますが、今は安らかにお眠りください 「あなたという人がいないのに、時は過ぎる」 涙が出た。大切な人を突然失う悲しみ。時が止まってしまったような感覚 菅さんの弔辞を聞いてまた涙が止まりません。 お二人の強い絆、そして安倍総理のお人柄が痛いほど伝わってきました。 菅前総理の怒り悲しみは私達国民も同じです。 残された者達で安倍総理が守ってくださった日本を守り抜き発展させていかなければならないと思いました。 世界中の葬儀で、こんなに心のこもった弔辞をもらえる人は何人居るんでしょうか。 私が死んだ時、誰かに素敵な弔辞を読んでもらえるように日々人との繋がりを大切に生きていきたいと思いました。 涙なくして観てられませんでした。 この人あっての安倍総理だったのが、よーく解りました。 本当に感動しました。心から、お二人に、、ありがとうございました。。 涙が溢れて見てられない。 これ程深い友情と親愛に満ちた弔辞は聞いたことがない。 安倍さんの病院に駆けつけた理由聞かれ「同じ空気を吸いたかった」 もうこれだけで泣けます (涙) 菅さんも総理大臣時代沢山の事を成してくださったのに、 安倍さんを口説き、説得出来たことが、生涯最大の達成としていつまでも誇らしく思う、と仰った。 心から慕われてきたのが伝わってくる。 菅さんの深いかなしみが胸に迫る。 国葬に対してはどうなんだろうって思ってたけど、この弔辞聞けただけで本当に価値がある。 そばにいたからこそ、一度総理大臣をしたからこそ紡げる言葉だと思う。 ご冥福をお祈りします。 弔辞が終わった後拍手が・・・・ 普通はあり得ないことです。 本当に素晴らしい弔辞でした。 この国葬で菅さんの弔辞を聞けて良かった。 ありがとう。 これぞ「弔辞」。 後に弔辞のお手本として教科書に載ってもおかしくないような内容です。 菅さんの心のこもった弔辞、一緒に涙いたしました。 そして、つくづく日本国は惜しい人を亡くしてしまったと思います。合掌。 あなたはいつも笑顔を絶やさなかった … 泣きそうになりながら、ふるえる声で読み上げる菅さんに 私の心もふるえた。そして涙が止まらなかった。 涙が止まらない。 もう少しで留学に行くけど、きっと安倍さんが支えてくれた日本を恋しく思う日がたくさんくるんだなと思う時間でした。 今までありがとうございました。これからも高い空から日本を見守っていてください。 涙が止まりませんでした。 菅さんのお人柄がにじみ出ていました。 国葬はどちらかというと反対でしたがこの弔辞は心に染みました。改めて安倍さんのご冥福を祈ります。 10時過ぎにつきましたが 3時間以上かかりました。 すごく疲れましたが行ってよかった。 お別れと感謝ができました。 車いすの方もかなりお年寄りのかたもいらっしゃいました。 皆さん安倍元首相の素晴らしい功績と人柄を忘れないと話してました。私も忘れません。 すごく長い列なのに、皆さん静かに行儀よく並んでいました。 私は3時間以上待つのはさすがに厳しかったのであきらめましたが、並び続けて献花した方々は本当にすごいなと。 国葬に賛否両論あったけど、この献花の列を見ると本当に慕われて尊敬されていたのがよくわかるから実施されて良かった！ 改めて心から安倍元総理のご冥福をお祈り致します。 安倍さん！世界中の多くの方々が弔意を示して下さってよかったですね。 生前のご苦労がみんなに伝わっていたんですね。お疲れ様でした。本当に有難うございました。 安倍さんの世界平和と日本の発展に対する熱意がいつか大きく花咲く日が来ることと思います。 病気で家で国葬見ていました、多くの国民が淡々として列に静かに並んでいました、 皆様ご苦労様でした又ありがとうございました。見てて涙が出て来ました ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 安倍元首相 ！ 多くのネット民の声をお聞き下さい。 菅さんの追悼の辞にもありました、これからの日本を担う若者 が安倍さんのことを真に理解してくれています。 戦後の見苦しい教育にも拘わらず、実相を観る感性を若者が持ってくれています。 メディアで煽る反日の影響にすっかり幻滅をし、日本の先行きに憂いを持っていた私にとっても、今回の葬儀に表れた国民の気持ち、 若者の行動に驚くと同時に希望の燈が、日本人再生の灯が見えてきました。 どうぞ安らかにお休み下さい。 国民の一人より 「評論集」へ戻る |