人口の 2割 が移民になったスウェーデン、深刻な対立　　　　　　トトメス５世　　　　　　　　　2022/8/20 　神を歓迎した市民 この ブログで 2015年に シリアなどから スウェーデンに難民が到着した時の様子を、『出エジプト記』でモーゼを迎える民のように熱狂的だったと書いています。 2015年10月の記事では 『シリアやアフリカから欧州に陸路で入国する難民が急増したのは 8月でしたが、スウェーデンはドイツと共に受け入れに好意的でした。 両国では英雄を迎えるように難民を歓迎し、特にスウェーデンは 77% もの国民が無条件で難民受け入れに賛成しました。 ストックホルムを初めとした都市では市民による集会が開かれ、難民を満載した列車は第二次大戦後に、息子たちが戦地から帰還したように大歓迎された。』 と書いています 2015年9月6日にストックホルムで 難民受け入れを指示する 「Refugees Welcome」という大集会が開催され、雨にも拘わらず 15,000人が参加した。 9月8日に ヨーテボリでも集会が開かれ、10,000人が ヨータ広場に集まり難民受け入れを熱狂的に支持しました。 スウェーデンの人口は約 960万人で 2015年の受け入れ難民は 20万人、日本が約 3か月間で 250万人の難民を受け入れたのに相当します。 スウェーデン人はまるで イエスキリストが蘇って スウェーデンに来るかのように思ったが、到着した実際の難民は違っていた。 誤解を恐れずに書くと実際の難民は 不潔で汚い恰好をしていて、それは良いとしても 盗みや犯罪を働き、勤労意欲はまったく無かった。 彼らはスウェーデン政府から 金を貰って働こうとせず、様々な 犯罪や女性への乱暴を繰り返したので、歓迎集会は 1か月後に反対集会に変わった。 夏には神を迎えるように難民を歓迎した人たちが、秋には集会で 「難民反対」を唱えていました。 今 スウェーデンがどうなっているかというと、おそらく スウェーデン人は難民を受け入れたのを、死ぬほど後悔しています。 　　不寛容な国になりつつある 定着した難民の多くは国から貰う金を当てにして働こうとせず、政府の 就労就学プログラムも、新たな金を受け取る手段になっています。 スウェーデンはあらゆる 犯罪発生率が日本の 10倍ですが、その中でも難民や移住者の犯罪率は高くなっています。 スウェーデン政府によると 総人口約 960万人のうち 200万人以上が 移民と難民で、帰化した 2世以降は含まれていないと思われます。 与党・社会民主労働党の党首 アンデションは 「若者は高校卒業資格を得て就職するか、進学しなさい」 と呼びかけた。 さらに国から経済的支援を受けている人は 「スウェーデン語を学んで働いて」 「この国では女性も同じように働いている」と呼びかけた。 裏を返すと難民や移民の多くは政府からの支援で生活していて、学校に行くよう勧めても行かず、就労プログラムにも参加しようとしない。 移民側の言い分では学校に行って就労支援で働いたりしたら生活支援が打ち切られるので、学校に行かず働かない方が良い。 スウェーデンは 2015年の難民騒動で人口比で最も多くの難民を受け入れ、地球で最も寛容な国と称賛されました。 だが移民は深刻な対立を生み、移民寛容派と 移民反対派が対立したりデモで衝突したりしています。 移民（難民）が人口の 2割にもなってしまうと 首都では過半数 が移民なので、もう元の住民に 政治決定権 がなくなってしまう。 移民全員が選挙権を持つわけではないが、人口で 「少数派」になってしまったスウェーデン 元住民の発言権は縮小するでしょう。 対立と増え続ける移民によってスウェーデンは 「世界で最も不寛容な国」 になりつつある 　　　「海外事情」 へ戻る