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                   Angkor Tom                     Angkor Tom
       
                  Angkor Tom                     Angkor Tom
       
                   Angkor Tom                  Angkor Tom 象のテラス
       
                   Angkor Tom                    Angkor Tom 癩王のテラス
       
                  Preak Khan                     Preak Khan
       
                    Preak Khan                      Preak Khan
       
                   Preak Khan                      Ta Prohm
       
                   Ta Prohm                      Ta Prohm


  癩王のテラスの癩王は、ジャヤヴァルマン1世であるとの説が強いが、三島由紀夫の戯曲「癩王のテラス」では、ジャヤヴァルマン7世とされている。

  アンコール・トムは、クメール語で「大きい町」の意味を持ち、12世紀後半にジャヤヴァルマン7世によって創建された。
  アンコール朝の勢力が最高潮に達し、文化的にも爛熟を見せた王朝最後の栄華であった。

  この時は、アンコール・ワットの時代のヒンドゥ教に代わって大乗仏教が信仰されていた。
  バイヨンの巨大な仏の顔を四面に彫り付けた仏顔の微笑みは、かっての王都を一種独特な雰囲気で包み込むようだ。

  慈悲の力で人々を救済する、観世音菩薩の尊顔だ。

  クメール民族は、メコン流域に興った真臘で扶南の属国であったが、次第に勢力を伸ばし、7世紀に扶南を滅ぼすと
  ジャヤヴァルマン2世のアンコール時代の幕開けを迎える。

  王が替わる度に新しい都が築かれ,夥しい数の寺院や宮殿が造られた。

       「アンコール・ワットへの旅」 平山郁夫、石澤良昭、松本栄一著   
講談社   より

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