考えない宰相 高山正之 変見自在 2024/10/11 辻政信が出征する兵士に与えた「これだけ読めば戦は勝てる」に支那人についての考察がある。 出征先は支那が半分、マレー、ジャワ、ビルマなど南方が半分だからここで言う支那人には華僑も入る。 辻は言う。 「支那人は大義が通じない」 仏印、マレー、蘭印、フィリピンの民はほんの一握りの白人に支配され、膏血を絞り取られている。 彼らをその軛から解放することがアジア同胞の務めだと言っても支那人には分からない。 むしろ彼らは白人の手先になって現地人をいたぶり、ついでに阿片を売りつけて儲ける方を好んだ。 　阿片戦争のとき 支那人（漢民族）は満洲人王朝清の支配が面白くないから英国側についた。 しかし英国は阿片貿易を認めさせるとさっさと戦争をやめてしまった。 国を裏切った支那人は官憲に引き渡され、首を切られるか、おでこに烙印を押された。 ホメイニ師にイスラム革命を押し付けられたイラン市民は坊主政権に徹底反発したが、 イラクと戦争が始まると坊主との諍(いさか)いは棚上げにして戦争に全力を注いだ。支那人にはその心根が欠けている。 　先の大戦で日本は東南アジアを植民地にして民の膏血を啜(すす)る欧米諸国の駆逐にかかった。 日本軍がシンガポールに迫ると支那人は辻政信の言葉通り大義が何かも知らず英軍に与(くみ)した。 支那人部隊は指揮官 ジョン・ダレー中佐の名を取って 「ダルフォース」と呼ばれた。 総数は 4000人に上り、支那共産党員を含む 3000人が実戦部隊で 1000人がサポート用の女性兵士だ。 彼らに軍服はなく、黄色いバンダナを目印に市民に紛れて日本軍を攻撃した。いわゆる便衣兵だ。 記録では 134人が戦死。 残りは人民の海に逃げ込んだ。 日本軍はこの危険で卑劣なゲリラ部隊を探し出して粛清した。 彼らは今それを華人大虐殺という。 習近平を含め、彼らに反省はない。 　辻政信は他のアジア民族には触れていない。 しかし現地に進出した日本軍がよく観察している。 蘭印を制圧した 今村均はオランダ兵の盾にされた現地兵に貴重な塩を持たせて親許に届けさせた。 彼らも捕虜のはしくれだ。 それきり戻ってはこないと思っていたら、全員が戻ってきた。 「お前らの軍隊を作ってやろう」と今村が思った瞬間だった。 　木村兵太郎大将の第15軍は英領 ビルマを攻めた。 英軍はただ退却するのみ。 チンドウイン川を渡ってインドに逃げ込んでいった。 日本軍が ラングーンに戻ってみると アウンサンらビルマ兵は英国の手先になっていたカレン、シャンなど山岳民族と熾烈に殺し合いをしていた。 カレンはビルマ人を拉致し、アウンサンに身内を殺されると、同数の人質を引き出して殺した。 日本軍が仲裁に入って両派に手を握らせ新しい国づくりと両派合同のビルマ防衛軍を作らせた。 　日本の敗色が濃くなる中で日本軍はインド独立の引き金になるべくインパール攻略に出た。 しかし アウンサンは「嫌いなインド人のために軍は出せない」と協力を拒否。 最後はビルマが生き残るため、英軍に通じて日本軍を背後から攻撃してきた。 　タイも日本が負けたときのために開戦時には日本軍の上陸阻止のポーズを取り、同時に米国に亡命政権も置いた。 今村均が作ったインドネシア国軍「ペタ」の最初の軍事行動は負けた日本軍を襲って武器を奪うことだった。 戻ってくる宗主国オランダと戦うためだが、それで多くの日本兵が殺された。 南北朝鮮は「過酷な植民地支配」と「慰安婦」の嘘を言ってはカネをせびる。 大義を知らない支那はますます傲慢になる。 石破をそれを封じるためのアジア版ＮＡＴＯ構想を持ち出した。 その構成鵜国の性根を石破はどれほど知っているのだろうか。 　　　「変見自在」 へ戻る