イーロン・マスクがウィキペディアの左翼偏向に挑戦する　　　　　宮崎正弘　　　　　　2025_10_01 　　自社 ［ＡＩ－Ｘ］で 「グロクペディア」 を開設へ ウィキペディアの内容に 嘘が多い ことは多くが知っている。 誤記誤認ならまだしも、思想的な問題となると 左翼イデオロギー が濃厚、人物評価はとくにひどい。 ところが ウィキペディアは、世界で 7番目に訪問者数の多いウェブサイトである。 多数の言語があり、6400万ページ （700万記事）以上。 毎月 40億回以上のアクセスがある。 世界最大の オンライン百科事典である ウィキペディアは言説を操作し、反対意見封じ込めを企む 左翼集団によって乗っ取られている と言える。 　　イーロン・マスクが挑戦する。 9月30日、マスクは、xAI のチームが Grok チャットボット を統合し 「Grokipedia」 というオンライン百科事典を近々公開すると宣言した。 「我々は Grokipedia @xAI を構築しています。 オンライン百科事典を大幅に改善するものになるでしょう。 宇宙を理解するという xAIの目標に向けた必要な一歩です」 とマスクは Xに記した。 そもそもの発端は ホワイトハウスの 「AIと暗号通貨担当責任者」の デビッド・サックスの投稿がきっかけとなった。 サックスは 「タッカー・カールソン氏による ウィキペディア共同創設者 ラリー・サンガー氏へのインタビュー記事のなかで、 左翼活動家が ウィキペディアを腐敗させ、有害な左翼的傾向を持つ言説を形成する権限を掌握している」 と警告していた。 サックスは Xに投稿して述べた。 「ウィキペディアは絶望的に偏向している。 左翼活動家たち経歴を管理し、妥当な訂正に抵抗している。 問題をさらに深刻化させるのは、Wikipediaが Google検索結果 の上位に表示され、AIモデルの トレーニングにおける情報源となっていることだ。 これは大きな深刻な問題だ」 　　ウィキペディアの記事は嘘の集大成、24時間、左翼活動家が監視している トランプと ロシアの関係を捏造し、武漢ウイルスの起源を隠蔽すること、ハンター・バイデンのラップトップを否定すること、 旧来のメディア、諜報機関、ディープステート、そして彼らの 傀儡政治家、億万長者が資金提供している ファクトチェッカー、 そして 闇の資金提供を受けている NGOによって支援を受け 24時間体制の嘘ネットワークは、 体制側の能力が侵食されている。 かくして イーロン・マスクの新しい挑戦は、公共の言論を何十年にもわたって支配してきた極左勢力に終止符を打とうとしているのだが、うまくいくか、どうか。 なにしろ 「あちら」の活動家 は執拗である。 蛇足ながら 筆者のウィキペディアの記述も 左翼的プリズムによる的外れの批判で、10年ほど前まで訂正をこころみると、 翌日には元にもどっていて、その繰り返しだった。 途中で匙を投げた。 おそらく 24時間の監視体制がくまれ、ネット活動家が情報を操作しているのである。 　　　「メディアからの抜粋」 へ戻る