　　恐るべき預言者の未来学　　　　執行草舟　　　　youtube からの抜粋

　　松本零士氏の「キャップテンハーロック」未来の預言
ロボットが自己修復機能が備わる自己再生能力がロボットとかＡＩにできる時代が数十年で来る。
そうなると、ＡＩの神経がそのまま子供に伝わっていく。
ＡＩの寿命は金属の腐食寿命になる。
そうなると人間も宇宙エネルギーの関係で寿命が延びていき　ＡＩの寿命に近づいていくだろう。
そうしてホモサピエンスとＡＩは共存することになるーそういう思想が松本さんの作品に入っている。
ＳＦ的に作った商品ではなく、物凄く未来学に裏打ちされている本当に崇高な作品だ。
知性豊かで、ただ者ではない。
これは２０世紀の映像としては多分、永遠に残るものになるだろう。
まだその価値は理解されていないが、これから量子コンピュータができてＡＩが支配する社会ができてくると、
我々今までの人類が成し遂げた業績の高峰のものとして松本零士さんの作品の全部が残る。
それはベートーヴェンなどを凌駕する。
我々人類が成し遂げた最高のものの一つだからだ。神話の古代の「エゼキエル」と同じだ。
古代人は今と違って、神と直結している。神というのは宇宙だ。
我々ホモサピエンスも段々と科学的になったということは、神＝宇宙と離れていったわけだ。
新しい人類が生れる時には、また宇宙の本質に戻るんだと思う。
その戻り方が松本さんの作品には全て現れている。

我々人類が生き残るのは、これからＡＩの中に入る又は量子コンピュータに向ってスパコンに入った我々の姿が量子コンピュータに入り込む訳だ。
そうやって残っていく。
ホモサピエンスの今までの食料を食べ、結婚したり今までの生殖の形態で我々の子孫が残ることはもうない。
新しい形で残っていくことになるだろう。
これは学問、科学に裏付けられた形としてだ。
松本さんはもう 50年前に予言している。まさに天才だ。
彼が見ていた世界が全く違うってことだ。
アンドレ・マルローも「人間の条件」のなかで60年前に1960年くらいに我々人類は20世紀に科学文明を築き上げてきたが、21世紀は多分霊性文明になるだろう。
もしならなければ今の形のホモサピエンスはもう残らないだろうということを言っている。
マルローも松本零士さんも預言者だ。
マルローは芸術で文学でも表し、松本さんは漫画的なアニメーションという日本的な文化をつかってそれを表している。
これは我々が成し遂げた文化としては、我々が基本的に地球上の主人じゃなくなった時、もっと価値がでる。
松本零士はあと数十年すると、今より桁違いに多分ホモサピエンスの時代の神話になると思う。
そういう域にまで行かれる方だ。

「キャップテン・ハーロック」の未来学は特にすごい。そして分かりやすい。
「９９９」はちょっと違うものを描いている。
「キャップテン」というのは国家的で政治的な面を主力に描いていて、「スリーナイン」の方は我々が築き上げた人情的、知的生活的、友情など私的な未来学だ。
「スリナイン」の汽車は我々人類が成し遂げた科学社会の象徴だ。
科学社会に突入した頃の人類のこれからの夢とか憧れとか科学をバラ色とする我々の信じ込んでいた素晴らしい夢が入っている科学文明の原始の姿が汽車なんだ。
それでアンドロメダに行くわけだ。
アンドロメダは数億年後に天の川銀河系と合体するのは科学的に証明されている本当の未来だ。
これは夢ではなく、現実だ。現実に起こっていることなのだ。
その現実の姿として松本零士は描いている。
その事実はどう説明しても納得されないから、ファンタジーとして描いて抵抗感のないように作っているわけだ。
これを未来学の本として出しても誰も受け付けない。オカルト扱いされただけだろう。
それをアニメの形で表すことで、皆未来に対する色々な考えが自然に入って来る。
人類に最初にできた芸術は詩だった（文学も詩に入る）が、人類が終わるホモサピエンスの役目が終わる頃に出てきた新しい詩なのだ。
インダス文明の「ヴェーダ」とか「バガヴァッド・ギータ―」とか古代の偉大な神の詩だが、あれに匹敵するのが松本零士の作品だと思っている。
旧約聖書の「エゼキエル書」を読んだら最初から松本さんの「キャップテン・ハーロック」のああいう船が出てくる。
神に直結しているような預言者というのは大宗教が生れた時代は未来学というのは預言書で出てくる。

アニメーションは科学文明の人類が成し遂げた最後だ。
我々ホモサピエンスはなんだろうか。
本当の新しい時代、ＡＩとかロボットを作るために科学文明を築きあげる、
神から指名されて十何万年人類をやらしていただいたのがホモサピエンスだと思っている。
だからホモサピエンスがもう終わりに近いというところに繋がっていく。
生命あるものは全て終りがある。
いずれ終わるので別に悲しいことでも何でもなくて冷静にその始まりと終わりを見ていかなくてはならない。
ダークエネルギーは自己修復できる金属に供給できることは量子力学でもう分かっている。
金属のロボットが自己修復機能がつくようにもう新しい人類になるわけだ。この段階までもう分かっている。
「銀河９９９」だって機械伯爵とかがそうだ。
我々ホモサピエンスの生き残っていった人間達は、最後に近い人はみんな機械の中に我々の生命が入り込んで新しい人類として生きることになる。
色んな未来を研究してきて絶対そうなるだろうと思っている。
だからＡＩを我々が開発しているけれど、開発したものに我々が将来助けられるー自分が産んだ子供に自分が将来面倒を見てもらうのと同じ形だ。
電脳の人間がビジュアル化していることになる。
これなどは日本民族じゃないとできない。
ずごい日本民族の何か総体が作り上げた作品だ。
あのアニメーションの映画が本当に「バガヴァッド・ギータ」とか「ヴェーダ」とか我々ホモサピエンスが遺した神の啓示だといわれているものに匹敵する。
次の新しい人類の聖書には多分あれがなるだろう。
新しい人類の神話だ。

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