| 人類支配者の正体 船井 幸雄、太田 龍 共著 ビジネス社 「書棚」 へ戻る １． 地球の危機を唱えだした英国の科学者たち ２． 「法華経」には宇宙の生成理論が書かれている ３． 自然には「創造」のエネルギーと「破壊」のエネルギーの二つがある ４． 天武天皇の「殺生肉食禁断の詔勅」は２１世紀以降の文明のテーゼ ５． 天武天皇が決めた日本の五つの国策と制度 ６． ダ－ウィンの 「進化論」は間違っている ７． 日本人が全く知らされていない 西洋史における六つの秘密 ８． 十字軍戦争は、カトリックとイスラムを戦わせる金融寡頭権力の演出 ９． モンゴルを世界帝国にでっち上げたヴェネチアの「黒い貴族」 １０． コロンブスの大航海に情報と戦略と資金を拠出した金融寡頭権力 １１． キリスト教の大分裂、宗教改革の真の目的は「黒い貴族」による世界支配 １２． バビロン ＞ ローマ ＞ ヴェネチア ＞ ロンドン ＞ へと変遷したイルミナティの世界首都 １３． １７世紀にメシア（救世主）として登場した サバタイ・ツヴィ １４． 世界超国家 金融センターとしてのロンドン・シティー １５． シティーは独立国家であり、英国女王をも支配している １６． シティーの市長は、実際はロスチャイド家が関与している １７． ロスチャイド家は１９世紀前半、「ユダヤの王」 「ヨーロッパの皇帝」 と呼ばれた １８． ロスチャイドは、本当にユダヤ人なのか？ ユダヤ教徒なのか？ １９． 金融寡頭権力が支配する英国国家の本質は 「海賊国家」 ２０． 隠れサバタイ派ユダヤ 隠れフランキストとしてのロスチャイルド家 ２１． ロスチャイルド家の世界支配の仕方は「ステルス兵器」に似ている ２２． アメリカに於けるロスチャイルド家の支配の中枢はＦＲＢ（連邦準備制度理事会） ２３． ＣＦＲ （外交問題評議会） のメンバー約３０００人の内、７３％はユダヤ人 ２４． ロックフェラー家はロスチャイドのアメリカに於ける代理人、フロントマンに過ぎない ２５． 未来は決まっていない。 良い未来はつくりうる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ １． 地球の危機を唱えだした英国の科学者たち （太田） 「我々がつくってきた西洋の科学に基づく文明は、根本的な限界があり、滅亡の危機にある」 ということを、 非常に多くの英国の知識人や科学者が唱えるようになってきた。 マーティン・リース （宇宙物理学の世界的権威） 「今世紀で人類は終わる？」 地球温暖化より深刻でリアルな “高度な科学テロ、科学技術事故による人類文明の終末” 人類の死滅をどう防ぐかを描き出している。 ２． 「法華経」には宇宙の生成理論が書かれている。 （太田） 「仏がこの世に出現する目的はただ一つしかない」 それは 「どうしたら、すべての生き物が、仏と同じ境地になれるか」 を教えるためだという。 「法華経」 の主意は、「宇宙と我、天体と我は一体であるという悟りを開くことだ」 ３． 自然には 「創造」のエネルギーと 「破壊」のエネルギーの二つがある 一万三、四千年くらい前の文化レベルは高かったと思われる。 （船井） ムー大陸、アトランティス大陸がほぼ同時期に沈んで、その文明が滅んだように、最近地球人類はまた滅びて原始人からやり直すことになる可能性が出てきた。 良い世になる前に、悪がはびこるとんでもない時代が来ると考えられます。 そして、それが今です。 西洋が数百年、世界を完全に制圧して思うように支配してきた。 そして地球の生態系を破壊していく。 （太田） 「自然には創造のエネルギーと破壊のエネルギーの二つがあるが、西洋の今の自然科学は破壊のエネルギーだけを研究の対象にしている」 創造のほうは科学の対象ではなく、宗教の領域だ。 自然科学が発達していくとますます破壊の力が大きくなる。 ４． 天武天皇の 「殺生肉食禁断の詔勅」 は２１世紀以降の文明のテーゼ 壬申の乱の後、天武天皇がこの詔勅を出してから、江戸幕末の 孝明天皇の時代まで １２００年間完全に守られてきた。 （太田） これは世界史上、日本しか生み出されていない法制である。 戦国時代、日本は世界・ヨーロッパをひっくるめたより以上の鉄砲をあっという間につくる力を持っていたが、徳川家康が鉄砲、大砲の製造と使用を禁止した。 自発的に完全な軍備縮小、武装解除をしてしまった。 自分でそういうことをした国は、日本以外にない。 日本人は、一般に争いが下手で、好きではありません。 平和や共生、和が好きな民族です。 （船井） 平安時代 ３００年、江戸時代 ２６０年、二次大戦後 ６０年の間、人間にとって珍しい戦争のない時代をつくった。 これが日本人の特性であり、良さだと思っている。 ５． 天武天皇が決めた日本の五つの 国策と制度 １） 太古からの歴史と歌を編纂するようにという詔勅を出す。 後に 「万葉集」と 「古事記」が編纂される。 （太田） ２） 伊勢神宮の 二十年式年遷宮の制度 を制定 ３） 大嘗祭 の制度の制定 ４） 伊勢神宮の祭主 は天皇の皇女を任命する ５） 「殺生肉食禁断の詔勅」 これ以降、中国的な影響で非常に乱れたり、西洋に押さえられたため、日本的なものは完全に奥に潜むようになって、今に至っているが、 西洋そのものが自爆してどうしようもないという状況で、日本が本来の姿を取り戻すことによって世界を救うことができるということを、 日本人も何となく感じている。 日本の正体と西洋の正体ということを日本人には未だよく分かっていない、それが問題だと思う。 宮崎県の幸島には１９５０年に ニホンザルが ２０匹ほど住んでいた。 （船井） この年からさつまいもの餌付けを始めたが、翌年一匹のサルが川の水で洗って食べ始め、 その行動が徐々にサルの間に広まって全体の ４分の３が洗って食べるようになった。 ところが、それからしばらくすると、幸島から ３００キロ離れている大分県の高崎山のサルたちがいもを水で洗って食べ始めたという。 そういう現象が共鳴するように、各地で起こったという。 ある行動が一つのグループ内で一定の比率以上に広まり、ある臨界点まで達すると、他の場所のサルにも伝播する。 この現象をライヤル・ワトソンが 「百匹目の猿現象」 と名づけた。 ６． ダ－ウィンの 「進化論」 は間違っている ジョナサン・ ウェルズ 「進化のイコン」 が提唱している インテリジェント・デザイン理論は、宇宙の背後に知的デザイナーの関与を認めるもので、 米国では 進化論批判 として知られている。 （船井） ダ－ウィン理論の柱となっている証拠の多くが 虚偽だと明らかになったにもかかわらず、教科書に掲載され続けている。 人間はどう考えても猿から進化したものではなく、独特の人種である。 人間以外の動物は、爪や髪の毛が伸びない。 元々人間は地球に存在していなかった。 何処かから来たか、持ち込まれた種であると考えざるを得ない。 解剖学者 三木成夫 「胎児の世界」 （中公新書）は、明確な形で ダーウィン進化論 の考え方を否定している。 （太田） ダーウィン進化論が西洋で金科玉条のドグマにされたのは、スペンサーの社会ダーウィン主義、 つまり 生存競争―自然淘汰は人間の進化にも当てはまる、人間のなかでも 優勝劣敗で、要するに勝った者が支配するという イデオロギーの基礎としてダーウィンが利用されたと思う。 宇宙で知的文明人が生まれたプロセスは、依然として説明されていない。 ７． 日本人が全く知らされていない 西洋史における六つの秘密 太田 １） キリスト教は ユダヤがでっちあげたもの。 キリスト教と ユダヤ教の 対立抗争は、ユダヤによる演出 ２） ユダヤ教、キリスト教、イスラム教などの世界宗教は、イルミナティの 人類支配のための道具 としてつくられた。 人類を完全に 奴隷化する ということが 超太古の時代から イルミナティという 秘密結社の基本的な考え方 だった。 人間の精神を監獄に入れる、宗教と言うシステムをつくることにより、効率的に人間を奴隷にすることを考えた。 ３） ヴェネチアの 「黒い貴族」 は、世界支配を目指す金融寡頭権力体制 （オルガルキー） ヴェネチアは、西暦 ４８０年頃 西ローマ帝国が滅びた後、ローマ帝国の貴族の一部が ヴェネチアに避難してできた。 そこから ヴェネチアが イルミナティの正しい世界首都として成長していくように段取りがつけられた。 後にヴェネチアの 黒い貴族 といわれる彼らの統治システムは 「寡頭権力 （オルガルキー）」 といって、金融寡頭権力体制を築く。 １００とか２００とかあるといわれる世襲された世界権力の家族からなっている。 「寡頭権力」は、莫大な金融その他の富や資産を持って、国家権力を独占し、 貿易によってヨーロッパ半島や地中海沿岸地区、それから黒海を通りロシアに浸透いていく。 そうして事実上、イスラム教と キリスト教両方における世界的な金融と貿易、そして武力の背景を持つ権力体制をヴェネチアはつくった。 ８． 十字軍戦争は、カトリックと イスラムを戦わせる金融寡頭権力の演出 １１～１３世紀に起こった十字軍戦争は、カトリックのローマ法王庁が旗を振ってエルサレムをイスラムから取り戻すと称して、４回ほど大戦争を起こす。 西ヨーロッパから エルサレムまで軍を遠征させる、艦隊を組織する膨大な軍資金の資金全てをヴェネチアの 「黒い貴族」が ローマ法王庁、フランス、イギリス、スペイン、ドイツの王侯貴族に貸付けて利子を払わせる。 そして イスラムにも目をつけ、ビザンチン、東ローマ帝国の後継者としての 東方ギリシャ正教をも支配下に入れる。 ９． モンゴルを世界帝国にでっち上げたヴェネチアの 「黒い貴族」 当時、１００万から２００万という非常に僅かな人口の遊牧民のはずだったモンゴルが、ユーラシア大陸全体の半分程の面積を領土にして、 １３世紀にあっという間に世界的な大帝国になってしまった理由は？ ヴェネチアが モンゴルの宮廷に エージェントを送り、モンゴルの軍隊に 「こういうふうにヨーロッパやイスラムを攻めれば成功する」 という情報を与えた。 それ以外にモンゴルが俄かに大世界帝国に転化する必然性も条件も存在しない。 ヴェネチアが彼らの世界権力を推し進める為に、モンゴルの世界帝国をつくることを必要として推進したのだ。 「東方見聞録」 のマルコポーロも、ヴェネチアの黒い貴族が送り込んだエージェントだった。 １０． コロンブスの大航海に 情報と戦略と資金 を拠出した金融寡頭権力 １５世紀の 大航海時代にポ ルトガルの マゼランを、スペインの コロンブスを派遣してアメリカ大陸到達のために艦隊を送るために 莫大な資金を出したのは、ヴェネチアを主たる勢力とする北イタリアの商業貿易・金融都市の勢力だった。 大航海時代の背景は、ポルトガルや スペイン、英国という国家ではなく、ヴェネチアに浸透する金融寡頭権力だった。 １１． キリスト教の大分裂、宗教改革の真の目的は「黒い貴族」による世界支配 １５１７年、マルチン・ルターがローマ法王庁に挑戦して、免罪符を否定する抗議の行動を起こし、あっという間に全ドイツに拡がった。 その背後にいたのがヴェネチアの黒い貴族であった。 ルターをヒーローに仕立てて、カトリックに反対するプロテスタント勢力を起こし、キリスト教を真っ二つに分断する。 その １０~２０年後、プロテスタントに脅かされるようになった カトリック教会に対して 「イエズス会」を組織し、 その創始者 イグナチオ・ ロヨラと フランシスコ・ ザビエルを選抜して任務を与え、資金を提供して強固な組織を創る。 こうしてヴェネチアの黒い貴族は、彼らの世界支配を次の段階に進めていく。 １２． バビロン ＞ ローマ ＞ ヴェネチア ＞ ロンドン ＞ へと変遷した イルミナティの 世界首都 ヴェネチアの黒い貴族を考える時で重要なことは、西洋というのは超古代のシュメールから現在に到るまで、権力の傾向が完全に一貫していることである。 最初のイルミナティの首都は シュメールが滅びた後 バビロンになる。 次はローマで８００年程。 西ローマが滅ぼされると ヴェネチアに移る。 ヴェネチアが世界史に登場するのは西暦９世紀頃、以来５～６００年にわたって世界首都とする。 その後大航海時代で世界が拡がり、新しい状況下で対応できる世界首都としてロンドンを選ぶ。 １６世紀ヘンリー７世の宮廷にエージェントを潜り込ませ、ヘンリー８世の時に、ウィリアム・セシル家が宮廷で重要な役目を果たすようになる。 セシル家はヴェネチアが送り込んだ工作員だった。 エリザベス１世の時代にはセシル家は完全にエリザベス女王の腹心になり、以降セシル家は英国権力の重要な地位に就き続けている。 英国王室の血統が絶えて、ドイツからフリーメーソンの「ハノーバー朝」のジョージ１世が継ぐことになり、 彼らの英国を世界首都にするという作戦は、完全に完結することになる。 後に、デズレイリー（有名な１９世紀のユダヤ人政治家）はその著書で 「ハノーバー朝以降の英国の国家体制は、ヴェネチアの憲法を丸写しした」と書いている。 １３． １７世紀にメシア （救世主）として登場した サバタイ・ ツヴィ １７世紀のヨーロッパは、イスラムがバルカン経由でどんどんヨーロッパに浸透しており、キリスト教圏は脅威にさらされていた。 イスラムのイスマン・トルコの勢力圏下で抑圧されていたユダヤ教の人たちの中で、「自分がユダヤを解放するメシアである」 と称して熱狂的な支持を得た サバタイ・ツヴィの サバタイ派のユダヤ教は、ユダヤが崇め奉ってきた 「エホバの神」 の位置と価値を低くし、 エホバよりサバタイのほうが偉いとした。 そしてサバタイ派は、東ヨーロッパにも浸透しドイツに渡り、１８世紀その継承者としてヤコブ・フランクが出る。 そのフランクは後にロスチャイド家と関わりを持つようになり、ロスチャイルドは 「フランキスト・ユダヤ」になってゆく。 １４． 世界超国家 金融センターとしてのロンドン・シティー 「シティ」 というのは英国の国家、国王女王、議会、政府の上に存在する、独立国である。 英国の国王や女王がシティに入るにはシティの市長の許可を得なければならない。 シティは独立した政府と独立した警察を持っている。 事実上の 「闇の世界政府」 なのである。 そこにあるのは、１．イングランド銀行 ２．世界金融センター ３．世界商品取引センター ４．新聞出版センター ５．多数のフリーメーソン ６．シティの政府、統治機関などである。 イングランド銀行についても、日本人はその歴史をまったく教えられていない。 世界金融センターには、株式取引所と世界の主要な銀行支店、英国の銀行の本支店、ロスチャイド家の主宰する世界の金の取引所などがある。 世界商品取引センターは、世界経済の基礎を形成している物資を取引するセンター。 新聞出版センターは、英国のセンターであるとともに世界中の新聞・出版を事実上そこでコントロールする役割を持つ。 シティーにはフリーメーソンのロッジが非常に多くある。 フリーメーソンは秘密結社だから、結社のメンバーでなけれれば集会に参加することもできない。 シティーで働く幹部のほとんどはそのメンバーといわれる。 そうしたフリーメーソンの中だけで、全ての物事が決めることができる。 １５． シティーは独立国家であり、英国女王をも支配している シティーは、１２人の理事がシティーの主要な金融機関から選出されて、議事会が運営され、一年毎に市長を選出する。 しかしどのように選出されるのか、現在のロード（貴族の称号）メイヤーが誰なのかも分からない。 夜になると、シティーはわずか３０００人くらいの人口になるが、警察が２０００人くらいいる。 英国には、文章で書かれた 「成文憲法 」が存在しないといわれているが、 裁判所の判決集があってどうのと説明されるがそんなことをやっていて大英帝国が機能することはあり得ない。 実際には、シティーが英国の国王女王、英国の枢密院などを通じて決定をしていく。 １６． シティーの市長は、実際はロスチャイド家が関与している 理事はロスチャイドその他の大きな金融勢力の代表が互選されるという、典型的な 「金融寡頭権力体制」 そのものである。 １７． ロスチャイド家は１９世紀前半、「ユダヤの王」 「ヨーロッパの皇帝」 と呼ばれた シティーが重要な勢力として出てくるのは、クロムウエルの名誉革命を契機としてである。 その後オランダから英国の国王が出ることになるが、オランダの国王の下でアムステルダムに根拠地をつくっていたユダヤの商人・金融業者が 多数、ロンドンに入ってくることになる。 １８． ロスチャイドは、本当にユダヤ人なのか？ ユダヤ教徒なのか？ ユダヤ人の国際金融業者がつくったイングランド銀行という民営・市営による株式会社に、オランダから来た英国国王が特権を与える。 イングランド銀行だけに英国の通貨の独占的な発行権を与えるというものである。 英国の政府が市営のイングランド銀行から利子を払ってお金を借りているという不自然な話しである。 イングランド銀行の株主のリストは、最初から現在に到るまで全く発表されていない。 イングランド銀行の経理や帳簿も、英国政府は調査する権限を持たされていない。 イングランド銀行は、世界中の主要なユダヤの金融業者の支配下に置かれたのだ。 中世、近世のヨーロッパでは、多数の王国が年がら年中、戦争をしていた。 そして英国はイングランド銀行から金を借りて戦争をする。 利子をつけて返さなければならないから、如何に儲かる戦争をするかに英国は変貌していくことになる。 イングランド銀行設立以来、英国は世界中で戦争をするが現在まで一度も負けたことがない。 （例外インドの独立） 儲かる戦争をするには、ＳＩＳやＭ１６などの優秀な諜報機関が国家的背景としてある。英国は何百年も前から世界の地図をつくることに異常な情熱を注いでいる。 １９． 金融寡頭権力が支配する英国国家の本質は 「海賊国家」 英国は世界中で勝てる戦争をし続け、戦争をする度に戦時利得を獲得して海軍を強化し、スペインやフランスの艦隊を撃破し、 １９世紀には 「イギリスは世界の七つの海を制覇した」 といわれるようになる。 しかし英国の海軍といってもその正体は海賊であった。 他国の商船を襲っては財貨を略奪する。 英国では海賊はある種の英雄である。 英国そのものが 「海賊国家」 といっても過言ではない。 戦争を商業化、商品化する ― これが英国の正体なのだ。 ２０． 隠れサバタイ派ユダヤ 隠れフランキストとしてのロスチャイルド家 正統派ユダヤ教徒からすればロスチャイドは反ユダヤ教徒だった。 「サバタイ派フランキスト」の背景を持って、ロスチャイド家は現れたからである。 エホバの神よりラビ（タルムードを神とし教義を教える導師）の方が偉いということが「タルムード」に出ている。 ユダヤ人のなかでエホバ崇拝ではなく、人間が自然の支配者だ、 人間が全てのものの中心であるという大きなイデオロギー的な変化が生じてきた。 これが、近代になって全面に出て、ヨーロッパの思想とイデオロギーを支配していくことになる。 ロスチャイルド家はそういう背景をもって出てきた訳である。 ロスチャイルドは、１７７３年に１３人のユダヤの金融勢力の主要な実力者を集めて資金をプールし、 その金で世界征服のための行動を開始しようという、秘密会議を開いた。 彼らが最初に起こした事件がフランス革命であり、米国の独立戦争であった。 ロスチャイドは 19世紀には、ユダヤの王といわれるよういなるが、2500年前、バビロンの捕囚期に、ユダヤ教の中にバビロン化されたカバラ主義的異端が生まれた。 モーゼの十戒を否定し、ユダヤ教の本質を否定して悪を肯定 悪魔たるルシファーを至上の神として崇拝する。 17.8世紀に サバタイ・ツヴィ、ヤコブ・フランクが生まれ、カバラ主義異端がユダヤ教そのものを乗っ取ってしまう。 ロスチャイルドのユダヤ教とは、このサバタイ派、フランキストのユダヤ教だったのだ。 １９世紀には、初代ロスチャイルドであるマイヤー・アムシュル・バウアーが５人の息子である アムシュ、サロモン、ネイサン、カール、ジェームズを ロンドン、パリ、ウィーン、ミラノ、フランクフルトに送ることによって世界支配の為の基点をつくった。 ネイサンをロンドンに派遣して、ナポレオン最後の戦争の時、ナポレオンが勝ったという間違った情報を流しロンドンの株式相場を大暴落させ、 一番安い時に大量の株を買い込ませる。 実際にナポレオンが負けたということが分かると株価は暴騰して、巨万の富を手に入れる。そのとき以降イングランド銀行とシティーの支配権を握ることになる。 そしてシティーの中心であった何人かのユダヤ国際金融閥との姻戚関係を結び、シティーを掌握していく。 それ以降、シティーは 「世界の闇の支配者」 「影の政府」 となっていく。 ２１． ロスチャイルド家の世界支配の仕方は 「ステルス兵器」に似ている 人々の目に見えない、見ても正体が分からないようにロスチャイルドの支配構造は作られている。 そのシステムは代理人にある。 初代のバウアーがフランクフルトにいた時代から代理人をやっていたシフ家はその中でも最も有名な家系である。 シフ家はフランクフルトから何人もアメリカに移住している。 一番有名な ヤコブ・シフは、在アメリカの一等支配人で、 日露戦争のとき日本銀行の副総裁だった高橋是清がヤコブ・シフから戦費を調達してもらったことで有名である。 ヤコブ・シフはロスチャイルド家の代理人としてアメリカの金融を１９世紀から完全に掌握する。 もう一人は、ハンブルグのユダヤ財閥のワールブルグ家でアメリカに移住するとウオーバーグと呼ばれる。 その他、非常に多くの代理人をつくっている。 代理人に対しては、パートナーとして多額の分け前を与えられ、ユダヤ教のフランキスト的なイデオロギーで結ばれているので、 他の世界からは見えずに隠蔽されている。 シフ家、ワールブルグ家の下に カーネギー家、メロン家、モルガン家などが存在する。 ２２． アメリカに於けるロスチャイルド家の支配の中枢はＦＲＢ （連邦準備制度理事会） ＦＲＢと 外交問題評議会 （ＣＦＲ） この二つを通してロスチャイルド家はアメリカを支配している。 ＦＲＢはイングランド銀行と全く同じ手口で、同じものをアメリカにつくった。 つまりＦＲＢに米国政府が通貨の発行独占権を与えている。 実質的には株式の過半数は、欧米のロスチャイルド金融財閥が所有している。 事実上ロスチャイルドがドルの発行の増減を決めている訳で、アメリカの経済を支配しているといっても過言ではない。 ２３． ＣＦＲ （外交問題評議会）のメンバー約３０００人の内、７３％はユダヤ人 シティでの問題を反省して、ＣＦＲという機関をつくり米国政府の高級官僚をＣＦＲに送り込んで、米国議会を支配する目的で１９２１年に設立された。 米国のユダヤ人の数は全人口の３％に過ぎないが、米国の政治を支配するＣＦＲは７３％がユダヤ人である。 ２４． ロックフェラー家はロスチャイドのアメリカに於ける代理人、フロントマンに過ぎない ロックフェラー家が大きくなったのは石油の精製所を独占したからである。 当時既にアメリカの鉄道網はロスチャイルド系 （ハリマンなど）が独占しており、石油を運ぶ運賃を操作することでロックフェラーの競争相手を潰して、 ロックフェラーをもうひとつのエージェントとする作戦を立て、ロックフェラーに融資をして支配下に置くことになる。 ２５． 未来は決まっていない。 良い未来はつくりうる 船井 人は生まれてくる時に、どんな目的で生き、誰と結婚して、何歳まで生きるかなどは大体決めてくるようですが、 未来は確定しているわけではなく、変えることができるようです。 そこで、良い未来をつくるための常識として、次の１１項目を掲げて説明しています。 １） 大昔、地球上で人類は助け合っていた 今から約１５０万年前、人類の一番古い遺跡といわれているのはケニアのトオルカナ湖の近くから出てきた遺跡です。 その遺跡から分かるのは、殺し合いとか紛争などの形跡が一切無かったということです。 ところが、今から５０万年ほど前から後の遺跡からは、人達が殺し合い、獲り合いをしていた形跡が出てきます。 ２） 人類は、かって高度な文化を持っていた 今の人間のレベルでは絶対につくれないようなものが地球に多く遺っています。 アステカの遺跡で発見された水晶髑髏、コロンビアで発見された黄金のスペースシャトル、ペルーで発見された世界各地の人々の胸像、 コスタリカの石球、バクダッドで発見された電池などの遺物です。 地球には過去、すばらしい文化があり、何回も天変地異や大破壊があって、それらの物をつくった人間や、 全ての生物が死滅するようなことがあったと考えるのが妥当と思われます。 ３） 地球には何回も、すべての生物が死滅するような天変地異や大破壊があった 過去３５万年間に７回も地磁気がゼロか、ゼロに近くなったことが分かりました。（琵琶湖での地質調査） シベリアのあたりで出土したマンモスの腹の中には、食べたばかりのものがそのまま残っている状態で掘り出されました。 それは６５００万年前に、隕石が落ちたからだと言われていますが、少なくとも地球上が瞬間に凍りついたとしか考えられません。 そのようなことが過去、地球上では何回もあったはずです。 ４） 「ノアの箱舟伝説」は、事実である可能性が高い トルコの東端とアルメニア、イランとの国境近くに「創世記」に登場するアララト山という山がそびえています。 そこには「旧約聖書」に出てくるノアの箱舟ではないかという遺跡が出土しました。 ノアの箱舟の大洪水は数千年前に起こったことだと考えられるのです。 ５） 一つの大いなる意思が地球や人類を動かしている ６） 一万２~３千年前 地球に大天変地異があり、人類は原始人から出発し、ようやく現在のようになった ７） 今の地球は地獄星、地球人は不良星人だ ８） 近未来に地球人はまた原始人に戻るか、優良星人になるかの今は分岐点 ９） 日本人が中心になり、「百匹目の猿現象」を起こせば良い未来をつくれる確立は高い １０） いまから数年内が分岐点の決めての年。 過去を正しく知り、それらを肯定し、 まず有意の人たちで良い未来づくりの「百匹目の猿現象」を起こそう １１） ポイントは、エゴ、科学、宗教、金銭にとらわれないこと page top 「書棚」 へ戻る |